2019/04/17 | スタッフブログ
天井や間仕切壁の下地組を施工しています。
古民家づくりの醍醐味と言える、立派な丸太梁が組まれています。
東西方向に長く作られた建物で、直行する南北方向に一間(6尺)毎に架かる丸太梁。
約80年前に建てられた建物です。
本当に今では考えられない手間と時間をかけて棟梁が組んだ小屋組みです。
この丸太梁をあえて露出させて、天井高さを確保しながら仕上げていきます。
現代の住まいでは、天井や壁の仕上げ材はビニールクロスが一般的ですが
丸太の局面に接する部分は仕上げが汚くなってしまうため仕上げを変えていこうと思います。
先ずは大工さんが細心の注意を払いながら局面だらけの丸太梁に水平の墨つけをします。
その墨に合わせて天井の下地材を削りながら組んでいきます。
左右方向の曲がりはもちろんですが、上下方向にも大きく曲がっているため
各部屋で天井高さも調整しながらの作業です。
本当に根気よく作業してくれる大工さんに感謝です!